2020.6.12に閉店しました。
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丸の内 Heinz Beck
■11/29(土) ランチ
■4皿コース 8,000円、白トリュフ 3,000円、飲み物+サービス料
イタリアンローマの3つ星シェフのハインツ・ベック氏のレストラン「Heinz Beck」がオープンしたのが今月初め。オープンしてすぐに、そのカジュアルな方の、sensi by Heinz Beck(そのときの記事はこちら)に伺いましたが、そのときに予約を入れていた、ファインダイニングな方へ伺いました。
入口は、Heinz Beckとsensiは同じです。1Fがsensiで、2FがHeinz Beck。



Heinz Beck 入口
コースメニューは、4皿の8000円コースと、9皿の19000円コース。
4皿はランチ限定で、9皿はランチ、ディナー共通のようです。

9皿も食べられないので、4皿コースで。
まずは、アミューズブシュ。
左から順に食べてくれ、というのがシェフからのお願い。
この順番を指定するように、流れというかストーリーを大事するのが、ハインツベック風なのです。
Heinz Beck アミューズ
前菜は、カンパチのマリネですが、サーブされた後にドッキリするサプライズがあります。
お皿の淵に、ミントの香りがするスモークをたてる演出です。
ザクロとおっしっていたように思いますが、ザクロの粉がとても鮮やかな一皿です。
Heinz Beck 前菜
パンは3種類ですが、他にもグリッシーニとチップスが。
オリーブオイルはイタリア産。つける塩も、こだわりの6種類から選べます。
Heinz Beck パン
パスタは、ファゴッテッリというオリジナルなカルボナーラ。
追加料金で、白トリュフをかけて頂きました。これは、もう贅沢。でも香り最高!!
これまたビックリですね。小籠包のように、熱々の卵味のスープが入った詰め物入りの生パスタ。
アルデンテな茹で加減は、sensiのとき同じ。
Heinz Beck パスタ
メイン料理は、カレー風味の鱈。
下に添えられているのは、セロリ。
これも、見た目鮮やか、そして、いろいろな味わいがする一品です。
Heinz Beck 魚料理
デザートは、ゼラチン状の白いムースとエアチョコ、アイスクリーム。
Heinz Beck デザート
プチフールと、ローズティー。
Heinz Beck ローズティー
1Fは、赤が基調のスタイリッシュな雰囲気でしたが、2Fは白い落ち着いた雰囲気です。
ただ、堅苦しさや緊張感を感じさせないサービスです。
色彩豊かで視覚で楽しみ、そして、ミントだったり、カレー風味だったり、香りで楽しみ、そして、一口すると、いろいろな味わいと食感を楽しめる料理の数々。まさにエンターテイメントです。
どちらかと言えば、味付けは薄目で、こってりではなく、あっさりめ。それだけに、微妙で繊細な味付けが必要になろうと思いますが、今日頂いたものは、そのバランスは最高でした。
魅せる奇をてらった演出が目立つケースで、料理そのものがガッカリしてしまう経験もずいぶんとしてきましたが、ここは、そういったことがなく、さすが世界の美食家をうならせてきたお店なんだなと、感心するばかりです。
まったく文句のつけようがなく、満点です。

ちなみに、1Fのカジュアルな方は、オープン直後と比べて、結構席が埋まっていたので、予約しておいた方が無難かもしれません。

店舗情報

店名Heinz Beck
住所
東京都千代田区丸の内1-1-3
TEL
営業時間

[月~土] 11:30~15:00(L.O.13:30)、17:30~23:00(L.O.21:30)
日曜休み

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